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Always HPブログです。 内容は 花言葉を中心に綴っています。 多肉植物についても載せています。 内容については参考程度にしていただければ 幸いです。 よろしくお願いします。

2016年05月

こんにちは。


「介護記録」の重要性



 介護の世界に就職すると、さまざまな記録を書かされます。事業所全体の様子を把握するための記録(業務日誌など)、利用者一人ひとりについての
記録(ケアプラン、ケース記録、食事記録、排泄記録、入浴記録など)、報告書のたぐい(事故報告書、家族との連絡帳、申し送りノート、研修参加レポート、行事計画書など)と種類も多く、これがこれが介護労働を苦しくしている原因のひとつだと指摘する声もあるほどです。

 一方、利用者の家族は介護記録をあまり気にとめていません。介護職の人は仕事とはいえ、ときにサービス残業をしてまで記録を書いているのですから、家族はもう少し記録に目を通したほうがいいと思います。
 
 デイサービス、デイケア、ショートステイでは、連絡帳に感想や要望を書く家族がるかいないかで、施設の態度が変わります。訪問介護でも連絡帳が使われますが、同居する家族が何も書かないと、ヘルパーは緊張感を失いがちです。時間がなければ「お世話様」のひと言でも書くようにしましょう。

 施設を利用している家族を見舞う場合はどうでしょう。病院では、訴訟を起こそうと準備している人でもない限り「看護記録を見せてください」とは言いませんが、介護施設では言ったほうがいいのです。この場合、見せてもらうのはケース記録(施設によっては経過記録やケア記録と呼ばれる)で、早番、日勤、遅番、夜勤がリレー形式でその人のその日の様子を書いています。通常、利用者ごとに1冊のファイルに綴じてあり、半年くらいまとまると綴じ替え(倉庫で保管)しますが、面会に行くたび見せてもらうと、本人が最近どのような生活をしているかがよくわかります。

 介護記録には、職員の愛が詰まっています。家族はできるだけ読んであげましょう。





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こんにちは。



 みなさんはリビング・ウイルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。「尊厳死の宣言書」と訳されるリビング・ウイルは、「私は無意味な延命措置を受けて
苦しみたくありません」という生前発行の遺言書です。
 
 尊厳死と安楽死は異なります。安楽死は、苦痛を訴えている人に同情した誰かが安らかに死なせてあげることですが、尊厳死は、意識が回復する見込みがなくなった場合、
あらかじめしめされた本人の意思に従って延命措置を行わず、自然な死を迎えることです。
 
 この運動はアメリカで生まれて世界に広がり、1976年には日本尊厳死協会(東京都文京区本郷)が設立されました。1992年以降は、延命一辺倒だった日本医師会も
協力的です。2015年4月1日現在、日本には12万152人の会員がいて、次のような内容のリビング・ウイルを書いています。

●不治かつ末期になった場合、無意味な延命措置を拒否します

●苦痛を和らげる措置を最大限に実施してください

●回復不能な植物状態に陥った場合、生命維持装置をとりやめてください

 この正式な書類は、日本尊厳死協会が発行しています。
 
 リビング・ウイルを実行したい人は、日本尊厳死協会に入会申し込みを行い、正式な書類を取り寄せてください。
その書面に署名・捺印して日本尊厳死協会に送ると、協会で登録・保管してくれます(年間2000円ほど会費がかかります)。
登録が完了すると、会員証と原本証明済みのリビング・ウイルのコピーが手元に届くので、万一のときは、それを医療機関へ提示すればいいのです。
 
 高齢になったら、こういうことも家族で話し合っておくといいかもしれません。





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「遊びリテーション」で知られる土居新幸さんは、1980年頃の老人病院をこう回顧しています

「当時の老人病院というものはすさまじいものがありました。人生観が変わります。老人病院というところには、リハビリも生活もありませんでした。整形外科的な
リハビリはまったく通用しません。病室に入ると所狭しとベッドが並んでおりまして、全員オムツです。口から舌があふれ、ひび割れ状態。乾燥しているんですね。
目は空いていますけど、まばたきをしない。名前を呼んでも返事をしない。脳神経外科で頭を手術していますから、頭が陥没している人も大勢いました。(中略)
当時は、出来高払い制といって濃厚な治療をすればするほどお金になっていたわけです」

「抑制にもいろいろ工夫がされていましたね。私が病棟に上がっていくと、”はさみを貸してくれ”と言っている患者さんが何人もいました。離床させる気がありませんから、
靴もない、ズボンもない、車いすもない、訓練室もない。患者さんを起こしませんから椅子もない。オムツの中に便をするからトイレもないという状況でした」

「私は、リハビリをやっても効果がないということで、老人の医療に興味を失って、自分の部屋に閉じこもって本ばっかり読んでいました。(中略)ところが、突然
忙しくなりました。医療費の改正があったんです。今までは出来高払いで、点滴、薬、検査はお金になるからどんどんやっていたんですけれども、いくらやっても
値段が一定ということになったんです。そうなると不思議です。あっという間に点滴がなくなりました。検査技師が辞めていきました。今まで治療の名目でやっていたのは
何だったんだろうと思いましたね。医療費がパンクして、レントゲンとリハビリだけが出来高払いになりました」
(2000年12月伊東市で行われた「生活リハビリ学会」の講演より)



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こんにちは。


 


1
事業所、施設は高齢者支援の専門機 関であり、最も虐待があってはなら ない場所のひとつです。
しかし、虐待が起こりやすい構造 をしています。
2
入居系施設等について、 ①認知症や要介護度が重度入居者が多く、対応が難しい ②一律ケア、日課中心、業務優先にな りやすい ③特に夜間について、人員体制が少 なく、密室性が高まる ⇒入居者、職員ともにストレスが高まりやすい
3
養介護施設設置者の責務
高齢者虐待防止法第20条により、個人ではなく、 施設・事業所に下記の責務が課せられている ○研修の実施 ○利用している高齢者及びその家族からの苦情処 理体制の整備 ○その他養介護施設従事者等による高齢者虐待の 防止のための措置 ◇BPSD(特に介護への抵抗、攻撃的言動)が 契機になり易く、個別ケアや認知症ケアについ てのスキルアップが鍵となる
4
高齢者虐待の通報について
国民の通報義務(高齢者虐待防止法第7条、第21条) ・生命又は身体に重大な危険が生じている場合は、 速やかに、これを市町村に通報しなければならな い。
・高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見し た者は、速やかに、これを市町村に通報するよう 努めなければならない。
養介護施設従事者等の通報義務(第21条) ・高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見し た者は、速やかに、これを市町村に通報しなけれ ばならない。 5
養介護施設従事者等の虐待の特徴 (H26年度高齢者虐待防止法に基づく調査結果)H28.2.5 相談・通報者当該施設職員(24.0%:314件)が最も多い。
虐待あった施設種別、 「特別養護老人ホーム(31.7%)」「有 料老人ホーム(22.3%)」「認知症対応 型共同生活介護(13.3%)」「介護老人 保健施設(11.7%)」順であり、入所 施設に多い。
虐待者 「介護職員(82.6%)」、「管理職 (5.8%)」であり、発生要因として 「教育・知識・介護技術に関する 問題(62.6%)」「職員ストレス や感情コントロール問題 (20.4%)」が上位になっている。
虐待内容、身体的虐待(63.8%)、 心理的虐待(42.1%)、経済的虐待 (16.9%)となっている。
被虐待高齢者全体に対する要介 護度3以上割合80.6%、認 知症日常生活自立度Ⅱ以上割 合77.3%、障害高齢者日常 生活自立度(寝たきり度A以上) 割合95.3%となっている。
事実確認結果 「虐待判断に至らなかった」事例 26.6%であり、前回調査32.3%よ り割合が減少している。
6
高齢者虐待の背景要因(その1)
あなたはどうですか?
○高齢者虐待防止法を知っている55.7% ○市町村への通報義務を知っている67.9% ○通報により不利益処分を受けないことを知っている51.0% ○職場で高齢者虐待防止法の説明・研修があった28.6% ○同僚による虐待と思われる行為を見たことがある25.7% ○虐待と思われる行為や不適切な行為をしたことがある17.0%
(「施設等における高齢者の尊厳を支えるケアの確立のための実態調査」 高齢者虐待防止四国研究会H19.3より) ※養介護施設従事者1,093名が回答 7
高齢者虐待の背景要因(その2) どうして施設で虐待が起こると思 いますか?
○教育・知識・介護技術等に関する問題(62.6%) ○職員のストレスや感情コントロールの問題(20.4%) ○虐待を行った職員の性格や資質の問題(9.9%) ○倫理観や理念の欠如(6.8%) ○虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ(5.8%) ○人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ(5.1%)
(高齢者虐待防止法に基づく状況調査H26虐待の事実が認められた事例に 対する「虐待の発生要因(市町村回答)」より)8
高齢者虐待の背景要因(その3)
①組織運営 ~全体の介護理念がない、形骸化、職員教育システムがない、など~ ②負担・ストレスと組織風土 ~夜勤時の負担、職場内の人間関係、安易なケア、みてみぬふりなど~ ③チームアプローチ ~リーダーの役割が不明確、情報共有・意思決定の仕組みがないなど~ ④倫理観とコンプライアンス ~一斉介護、身体拘束禁止規定等を知らないなど~ ⑤ケアの質 ~認知症への誤解、BPSDへのその場しのぎの対応、プランと実際ケアの 不連動など~ (認知症介護研究・研修センター「高齢者虐待を考える」より)9
①各職員が取り組む事
①高齢者虐待を知り、「認知症ケア」 専門性を高める (H26年度被虐待者77.3%が認知症) ②適切でない言動を見て見ぬふりをしない ③一人で抱え込まず、一人責任にせず、 チームによる対応を意識する ④ストレスマネジメント(ストレス発散、充電方法)
10
②組織で取り組む事
○職員知識・技術修得を支援する 研修参加できる体制、報告による共有
○風通し良い組織づくり 情報共有、コミュニケーション 他事業所と交流や人事異動、情報公開
11
②組織で取り組む事
○苦情対応体制、ヒヤリハット分析 適切にキャッチして応える仕組みづくり
○職員働きやすさを支える ホウレンソウしやすい体制、仕組みづくり 職員面談

 





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こんにちは。



 


 それは「私物」です。
私物に囲まれていないと認知症の人は落ち着きません

認知症のことを書いた本には、さまざまな周辺症状が記載されていますが、そのなかに「いらない物を自分の周囲に集める」という項目が入っていることがあります。家族や他人からすると、役に立たないもの、ゴミ同然の物を捨てずにためているのですから、確かに問題行動に見えるかもしれません。しかし、責めたり勝手に片付けたりすると、認知症が悪化します。
 いらない物を集める行為は、大別するとティッシュペーパーなど特定の物を新たに集める行為と、昔の物を捨てない行為の2種類です。前者は、それを身近に置くことで安心感を抱けるのですから、危険がない限り見守りましょう。後者は、他人にとってはガラクタでも、本人にとっては過去が刻まれた大切な思いでの品なのです。勝手に捨てたりせず、思い出の中で生活してもらいましょう。
 認知症のお年寄りが集める物や捨てずに取っておく物は、ときとして介護の宝となります。そうした物への執着を大切にすると、お年寄りが落ち着いてくれるからです。「私物は一番役立つ介護用品である」という言葉には、そんな意味が込められています。
 病院に入院すると私物の持ち込みが制限されますが、家族の写真や記念品などを大切にしている物だけでもベッドの周りに置かせてもらいましょう。入所施設であれば、私物の持ち込みは欠かせません。思い出の品はもちろん、使い慣れた家具や生活用品も持ち込んで、なるべくその人らしい個性的な空間をつくりましょう、
 施設には「私物が多いと誰かが持って行ってトラブルになる」と、持ち込みを制限する人がいますが、ある程度私物に囲まれていなければ認知症の人は落ち着きません。私物への寛容さは、認知症のケアがわかっているかいないかを示す大切なバロメーターです。





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